君と交わした桜色の約束を。

「な、に言ってるの?お父さん、冗談きついよっ、」


「冗談じゃない、冗談じゃないんだ」



うそ、うそだ、うそでしょ…?



「う、そ…」



「とりあえずつぼみ、今からお前を迎えに行く、だから支度して待っててくれ、すぐに雪哉くんの所に行くぞ。」



「ねぇ、お父さん、ゆきくん、死んでないよね? 生きてる、よね?」



「っ…」


うそだ…



そんな…




「ふっ…うっ」



「つぼみ、とにかく支度して待っててくれ」




ガチャッ、ツー、ツー、





ゆ、きくん…ゆきくん、いやだ、いかないでよ、ゆきくんまで、行かないでっ…





「ゆきくんっ…!!」