君と交わした桜色の約束を。

それから2年生、3年生、4年生とつぼみと一緒にに成長してった。




あともう少しで、卒業式、俺も六年生になる。


そう思っていた矢先、両親たちから告げられた引っ越し


前の家に戻る、と。


なんでだ?別にここでいいだろ?


そう言っても両親たちはごめんね、無理なの、それしか言わない。




俺ももう分かっていた。


俺が諦めるしかないって。

だから最後の頼みとして、両親たちから小遣いをもらった。

そしてその貰った小遣いでつぼみへのクローバーのペンダントを買った。



そして、卒業式前日、俺はつぼみと約束をし、クローバーのペンダントを渡した。



そして言った。


最後の言葉を




「「またね!」」