中学三年生。
最後の写生会。
私はそのずっと前から君のことが好きだったんだよ。
私さ、自分でし聞けないから、友達に君に彼女がいるのか聞いてもらったんだ。
君はね、
「同じ部活の3年女子なら告られたら付き合うかなぁ」
って言ったんだよ。
告白されるのに慣れてる君は、面白がって言ったのかもしれないね。
でも、私さ、少し嬉しかったし悲しかった。
私にもチャンスあるって思ったけどね、私の事好きじゃいんだって分かっちゃったから。
あの時、自分で聞けば良かったなーって後悔したんだよ。



夏休み。
私は君を映画に誘ったよね。
あれさ、結構勇気が必要だったんだよ。
ホントは2人で行きたかったけど、君の幼馴染の女の子も一緒に行ったよね。
でさ、当日。
2人は楽しそうで私はのけ者。
大嫌いだった。
行動出来ない自分が、
君を笑顔に出来るあの子も。


文化祭。
準備中も本番もずっと君の事考えてた。
馬鹿みたいだよね。
でもほんとに好きだった。


告白準備?
正直、すごい悩んだんだ。
君に告白して、上手くいかなかったらどうしよう。
話せなくなるの嫌だな。
とかね。
でも、他の子に取られたくない!
って気持ちが強かった。
それに、君を想う気持ちなら誰にも負けないって思ってたから。
私は君への告白を決意したんだ。