「それより立てる?おんぶしようか?」


「だっ、大丈夫です!立てます!…っうわ、」




なんて、立てるはずもなく腰が抜けたのは彼と話せたからではなく階段から落ちたからだった。



「よし、保健室行こう」


しゃがみこんで背中を向け、はいっ、という彼。これは、乗れ、ということなんだろうか。


「乗って。はやく手当してもらおう」