忘れもしない。忘れるはずがない。
私がまだ4歳の頃、同じ幼稚園で同じ組だった。彼は、1人だった私に優しく笑いかけ、一緒にいてくれた。すごく優しい人。そして、家族以外で唯一、私と双子の姉を見分けることができた人。
私の………大好きな人。
そんな彼が私の隣の病室に来るなんて夢なんじゃないかってくらい信じられない。
でも、これは現実。
私は、彼にまた会えるんだ。
その事実がすっごく嬉しくて、さっきから私の頬が熱い。
きっと今の私は茹でタコ状態だよ…。
ひとり赤く熱を帯びた頬を両手で隠し、病室への戻る。
『こんなに赤くなってる顔、誰にも見られたくない。』
そんな思いで、走ってはいけない廊下を早歩きで歩いていった。
私がまだ4歳の頃、同じ幼稚園で同じ組だった。彼は、1人だった私に優しく笑いかけ、一緒にいてくれた。すごく優しい人。そして、家族以外で唯一、私と双子の姉を見分けることができた人。
私の………大好きな人。
そんな彼が私の隣の病室に来るなんて夢なんじゃないかってくらい信じられない。
でも、これは現実。
私は、彼にまた会えるんだ。
その事実がすっごく嬉しくて、さっきから私の頬が熱い。
きっと今の私は茹でタコ状態だよ…。
ひとり赤く熱を帯びた頬を両手で隠し、病室への戻る。
『こんなに赤くなってる顔、誰にも見られたくない。』
そんな思いで、走ってはいけない廊下を早歩きで歩いていった。

