ぽつんと部屋に残された私としず君は、しばらくお互い向かい合って一言も話さずにいた。
私から話を切り出した方がいいんだろうな…なんて思いながらしず君の方を見る。
「詩優が言って双子のお姉さんってすごく元気だね」
なんて苦笑いしながら私に話しかけてくる。
「うん…元気がありすぎて色々やらかしちゃったりするんだけどね…」
「あはは!そんなんだ?詩優は?」
「私は真優とは正反対で結構静かな方だから、あんまりそういうのないかな?」
「へぇ〜…でも、僕から見たら詩優も結構元気じゃない?」
えー?それは無いかも…
私って結構大人しくしてると思うが…
「そうかな?あんまり言われたことないからわかんない…」
暗いという言葉が私にはピッタリだ。
病気のせいであまり話す友達もいないし…。
全くいないっていうわけでもないけど…。
「誰かに言われたからそう決まるとは限らないよ」
ふとしず君が口を開きそう告げた。
私は理解出来ず、首を傾げた。
「例えば、誰かが僕に対して『あまり笑わない』と言ったとしよう。これで僕自身が『あまり笑わない人』とその人に印象づけられてしまう。だけど、別に僕は『あまり笑わない』わけではない。楽しいことや面白いこと、嬉しいことがあれば僕は普通に笑う。
誰かが僕に対して言った言葉が必ずしも『僕』という人間に当てはまるわけではない。
だから詩優が『明るい』と言われなかっただけで『詩優』という人間は『明るくない』に分類されたとは言えない」
たしかに…。
私が誰かに明るいと言われなかったからって私自身が明るい人じゃないことなんてない。
私が明るい人かどうかは私自身にしか分からない。
あるいはずっとそばにいる人達。家族や幼馴染、友達…私を知ってる人達が1番わかってるんだ。
「でも、私は小学校の頃同じクラスの女の子に『暗い』って言われたんだ…」
そう…私は確かにあの時そう言われていた。
「詩優、その逆も然りなんだよ。言ったろ?誰かに言われたからってその人の人物像、性格が完璧に決まったわけではない。ただ無口なだけの女の子が本当はすっごく面白い子だった…なんてことと一緒だよ。その人のことはお互いに歩み寄る以外に分からないんだよ」
しず君の言葉一つ一つが私の心に染みていく。しず君になら話せると思った。あの時のことを。真優にさえ言えなかったことを。
私はぽつりぽつり話し出した。
私から話を切り出した方がいいんだろうな…なんて思いながらしず君の方を見る。
「詩優が言って双子のお姉さんってすごく元気だね」
なんて苦笑いしながら私に話しかけてくる。
「うん…元気がありすぎて色々やらかしちゃったりするんだけどね…」
「あはは!そんなんだ?詩優は?」
「私は真優とは正反対で結構静かな方だから、あんまりそういうのないかな?」
「へぇ〜…でも、僕から見たら詩優も結構元気じゃない?」
えー?それは無いかも…
私って結構大人しくしてると思うが…
「そうかな?あんまり言われたことないからわかんない…」
暗いという言葉が私にはピッタリだ。
病気のせいであまり話す友達もいないし…。
全くいないっていうわけでもないけど…。
「誰かに言われたからそう決まるとは限らないよ」
ふとしず君が口を開きそう告げた。
私は理解出来ず、首を傾げた。
「例えば、誰かが僕に対して『あまり笑わない』と言ったとしよう。これで僕自身が『あまり笑わない人』とその人に印象づけられてしまう。だけど、別に僕は『あまり笑わない』わけではない。楽しいことや面白いこと、嬉しいことがあれば僕は普通に笑う。
誰かが僕に対して言った言葉が必ずしも『僕』という人間に当てはまるわけではない。
だから詩優が『明るい』と言われなかっただけで『詩優』という人間は『明るくない』に分類されたとは言えない」
たしかに…。
私が誰かに明るいと言われなかったからって私自身が明るい人じゃないことなんてない。
私が明るい人かどうかは私自身にしか分からない。
あるいはずっとそばにいる人達。家族や幼馴染、友達…私を知ってる人達が1番わかってるんだ。
「でも、私は小学校の頃同じクラスの女の子に『暗い』って言われたんだ…」
そう…私は確かにあの時そう言われていた。
「詩優、その逆も然りなんだよ。言ったろ?誰かに言われたからってその人の人物像、性格が完璧に決まったわけではない。ただ無口なだけの女の子が本当はすっごく面白い子だった…なんてことと一緒だよ。その人のことはお互いに歩み寄る以外に分からないんだよ」
しず君の言葉一つ一つが私の心に染みていく。しず君になら話せると思った。あの時のことを。真優にさえ言えなかったことを。
私はぽつりぽつり話し出した。

