キミ色ノート

さてと、しず君を迎えに行きますか!
私がドアまで歩いていき取手に手をかけた時、ドアは突然開いた。私はびっくりしてしまって思わず大声をあげてしまった。

「うわぁ!?」
後ずさりをした瞬間、自分の足につまづいて尻もちをついた。
「いててて…」
「ごめん!びっくりさせた?」
声の主は、さっき私が迎えに行こうとしていたしず君だった。しず君は、私に謝ってくれて手を差し伸べてくれた。
ちょっと焦った表情が可愛いと思ったのは本人には内緒だ。
「ううん、大丈夫だよ!ありがとう」
私は感謝を述べ、差し出された手を握り、立ち上がった。
私としたことがしず君にかっこ悪いとこ見せちゃった…。
こうして立ってみるとしず君、めっちゃ身長高いじゃん。
「ねぇ、静也君。あなた身長何センチ?」
「急な質問だね。僕は167センチだよ」
167!?こりゃでかいわけだ。
私なんて152だし…。152って…。
チビじゃん。私すっごくチビじゃん!
「いいなー!私も160は欲しかった!ちょっと分けてよ」
「分けてあげることは無理かな。僕もまだ伸びる予定あるし。詩優だってまだまだ伸びるんじゃない?」
「えー…。もう伸びなくても十分高いよ?私はもう伸びる予定ないから…この前の身体測定なんかたったの0.3センチしか変わんなかったんだよ!?」
そうよ!たったの0.3ってどういう事なの!?
私が身体測定の時の絶望を思い出していると、しず君が黙り込んでしまった。
どうしたんだろうとしず君を見上げると、彼は肩を震わせて顔を手で覆っていた。
「ど、どうしたの!?どこか痛いの?」
私は慌てながらしず君に聞いた。
するとしず君は大声で笑い出した。しかも、見事な大爆笑で。
肩を震わせていたのは笑いをこらえるため?
顔を手で覆っていたのは我慢してるのがバレないようにするため?

「良かったー…」
「何が?」
「だって静也君がどうかしたのかと思ったんだもん!」
「あぁ、ごめんごめん!僕は大丈夫だよ。それより、0.3しか伸びてないとか…詩優、もう身長止まったんじゃない?」
「それで笑ってたの!?ひどい!気にしてるのに!まだ止まってないよ!!…多分だけど」
「多分て…」
そう言ってまた笑い出した。
しず君ってよく笑う人だったよね。あんまり変わってないんだ。小さい頃から。