「よくしらばっくれられんな……バケモンが。
だいたい、そんな他人を守ってなんになる……?
血の繋がりのないキョウダイなんて、ただの他人だろ……?
お前の家の住人は、本当の親でも本当の家族でもない。
捨て子のお前が、どう愛されてきた?
同情心で拾われて、同情心で育てられたただの“捨て子”だ。
不幸な奴……。
本当の親は、お前がバケモンだったから捨てたんだろ……。
自分の子だったら、どんな姿でも受け入れるんじゃないのか?
望まれて生まれてきたわけでもない奴が……
何をえらそうにこの世界ででしゃばれる?
その女がお前に優しくするのも、「可哀想な捨て子だから」だろ?
愛されているように見えてるだけだ。
お前は不幸だよ。
孤独で!可哀想で!愛されない!
残酷な運命を背負って生まれてきた
ただのバケモンだ!!
お前の居場所なんて、この世界に存在しねぇんだよ!!
消えろっ……バケモンが……っ
消えろ!!!!!」
柳くんが、やけくそのように残酷な言葉を言い放つ。
私の体は
無意識に
動いていた。

