坂道のカフェ 〜好きって言ってもいい?〜


カウンターにいた私たちは、奥のボックス席に移動してご飯を食べている。


とは言っても、空が食べているのを見ているだけ。


私はあまりお腹がすいていないからメロンソーダを飲んでいた。


「ほら、これ。頑張ってる結衣ちゃんにサービス。」


空を見ていた私の目の前に差し出されたお皿。


その中にはキャロットケーキが乗っていた。