「陽人さん!今日飯食って帰りましょうよ!」


渉くんは楠さんに向かって話しかける。

こうやって見ると美形がそろってるからなんというか。兄弟みたい。

「あ~、いいなぁ。ラーメンか?」

「何でいっつもそうなの!?俺は肉が食べたい~!」

帳簿をつける楠さんの腕を引っ張る渉くん。


「ガキはラーメンで十分だろ!」

「やだやだ~!今日こそ焼肉行きたい~!」