楠さんはバインダーのチェックをしている。

その間私は店に来た人の接客を。

「いらっしゃいませ~」


意外にもテイクアウトをする人が多くて私はずっとカウンターの中でコーヒーを淹れている。

気づくと渉くんも楠さんも忙しそうに店内を駆け回っていた。

やっと店が落ち着いたと思えばもう20時。

「今日はもう閉めるか。」

楠さんの一声で店を閉めることに。