坂道のカフェ 〜好きって言ってもいい?〜


「あ、結衣ちゃんおはよう。」

私に気づいた楠さんがニコッと微笑む。

「おはようございます。今日はよろしくお願いします。」


私は楠さんに軽く頭を下げる。

「あら!結衣ちゃん!おはよう!」


振り向くと元気な声で挨拶してくれる城ケ崎さんがいた。

「城ケ崎さん、おはようございます。」

挨拶をして、私はエプロンをつけるためにバックヤードに移動した。