坂道のカフェ 〜好きって言ってもいい?〜

それだけでさらに心臓の音は加速する。

私、本当に楠さん、いや陽人と一緒にいて心臓が持つのだろうか...。


心臓がいくつあっても足りない気がする。

そんな中、気が付くと家の前に着いていた。

「送ってくれてありがとうございました。とても助かりました。」

陽人はくしゃくしゃな笑顔で話す。

「こちらこそ。今日はありがとう。おやすみ。」

そう言いながらほっぺにキス。


恥ずかしい私は足早にエントランスに入っていった。