坂道のカフェ 〜好きって言ってもいい?〜

昔から来ていたクラブだから店長とも顔見知り。


クラブでは女と遊ぶわけではなく二階のボックス席へ。


俺たちは適当に酒を頼む。


「ハルは誘っても全然来てくれないんだもんな。俺嫌われたのかと思っちゃったよ。」

「悪い。仕事が忙しくて...。」

「知ってるよ。」

玲は少し不機嫌そうに酒に手を伸ばす。