楠さんが帰って行ったあと、私は楠さんのことを考えていた。


「好きって何だろう。」


寝ている空の顔を見ながらつぶやく。



空のことはもちろん好きだけど、そういう好きではないことはわかる。


でもじゃあ恋をしている好きってなんだろう。

答えが出ないまま私は眠りについた。