「俺のことは気にしなくて大丈夫。」


その後は本当に空が寝るまで一緒にいてくれた。


きっと、子どもができたらこんな風に沢山愛情を注いでくれるんだろうな。


「空くん、もうすっかり寝ちゃったみたい。」


寝室から出てきた楠さん。

「すみません、こんな長々見てもらっちゃって。」

私はテーブルにお茶を出す。