坂道のカフェ 〜好きって言ってもいい?〜

別に決まったところで働かなくたって、周りの友達から塾の講師の代理を頼まれたり。こうしてカフェで働いたりしているわけで。

きっとしっかりバイトしている人と同じくらいは毎月稼いでいる。

「そういうもんなのかね~。」

楠さんはそう言いながら何かを作る。


「それに、働こうと思えば働けるんですよ。駅前のカフェからこの間スカウトが来たんです。」

「何!?それは困る!」


ケーキの材料を混ぜていた楠さんは勢いよく振り返る。