坂道のカフェ 〜好きって言ってもいい?〜


少しおどけて見せる楠さんが可愛くて笑ってしまう。

「すみません、ありがとうございます。」

楠さんからおもちゃを受け取る。


「空くんは?」

「今はご飯食べてます。良ければ上がってください!お茶か何かお出しします。」

「え?いやいや、いいよ。」

「遠慮せずに!ここまで持ってきてもらったので何かお礼させてください!」

その言葉に楠さんは反応する。