坂道のカフェ 〜好きって言ってもいい?〜

『もしよかったら、これ届けようか?』


楠さんは言う。

「いいですいいです!悪いですし。」

『でも、空くんのお気に入りなんだろ?』


う~ん、確かにあのおもちゃがあると夜寝かしつけの時にとても助かる...。


「お願いしてもいいですか?」

私は楠さんの提案に甘えることにした。

『ん、りょーかい。今日は俺もう店上がるから今から行くね。』