坂道のカフェ 〜好きって言ってもいい?〜


♪~♪~♪~♪~♪~

夕方、空とお風呂に入った後、夕飯を作っていると携帯が鳴った。


「もしもし?」


きっと空の様子を聞きに電話してきたお父さんに違いないと思い電話に出る。

『あ、俺。楠だけど。』

「へ?楠さん!?」

『うん。店の忘れ物で鈴が付いたゾウの赤ちゃんのおもちゃが落ちてたんだけど、空くんのかなぁって思って。』