坂道のカフェ 〜好きって言ってもいい?〜


楠さんがサービスしてくれたみたい。


「ありがとうございます。じゃあ、遠慮なく。」



私はお皿に乗ったキャロットケーキを食べる。


キャロットケーキを食べ終わる頃には、空もお子様プレートを食べ終わっていてもうすでにウトウト...。



これはきっとそのまま寝るタイプのやつだと思い、私はリュックから抱っこ紐を取り出す。