あしたの星を待っている



今年の合宿場所は、うち(西高)の校舎だった。

去年は市の施設を借りてやったし、その前は隣県の競技場で遠征試合を含めた合宿だったと聞いたけど、先輩曰く、予算の問題とかで年々しょぼくなっているらしい。

学校でやるとなると、まこちゃんの言う通り本当に変わり映えしないし、練習試合も1校としか組まれていない。

その瀬戸高も女子の部員は多いけど、男子は7人しかいないとか。


「はぁ~、なんなの。どうせならイケメン揃いの北山高と練習試合を組んで欲しかったよ!」

「まこちゃんが怒りだした」

「怒りたくもなるよ、ね、花菜ちゃん」

「え?」

「花菜ちゃんはどこと試合を組もうが関係ないよね。彼氏いるし」


ね? と、みきちゃんが目を細める。

それを言うならみきちゃんだって彼氏持ちなわけで、さっきから忙しなくいじってるスマホは彼とのラインなんだろう。

他校生って聞いたけど、どこで知り合ったのかな。

どんな風に付き合っているのかな?

付き合うって一体どういう――……。

ぼんやりそんなことを考えていると、


「ね、ぶっちゃけ花菜ちゃんは先輩とどこまでいった?」


まこちゃんが興味ありげといった様子で聞いてきた。


「どこまでって」

「ハグとかキスとか、その先も進んでたりする?」

「その先……」

「エッチに決まってんじゃん。先輩って経験豊富で手が早そうじゃん? もうやったの?」