その後、あたしは予定通り2人の男を売った。


合わせて200万円があたしの手に入る形になっていた。


メッセージの数も減り、ホッと安堵する。


残りの彼氏は3人ほどだ。


これも近いうちに売ってお金に変えてしまおう。


その足で○×金融へと赴いた。


相変わらず周囲から取り残されたような、薄暗い雑居ビルの階段を上がり、ノックする。


少しすると金髪男がドアを開けてくれた。


狭い室内に蓮人が座っているのも見えた。


「どうした、また金を持って来たのか」


蓮人があたしに気が付いて近づいてくる。