上村先生の授業は二コマあり、どちらも英語だった。

偶然にも英語は得意科目であったため、できる問題が多かった。

「先生あってた!」

『がんばったな。』

一コマ目の授業は順調に進み、休憩の時間となった。

「ねー、先生?〇〇教室ってどこ?」

『うーんとねー、〇〇小学校の近く。』

「あはは、どこだろ。わかんない笑」

『わかんないか。笑』

【松木さん、〇〇教室に上村先生に会いに行っちゃえば?笑】

「行きませんよ笑」

【上村先生どんな感じ?】

「普通によきです!!!」

【普通か笑笑】

『普通が1番ですよ。』

【まぁそーね。あ、時間だからそれでは。】


「ねー、上村先生。メガネ外した方がカッコイイと思うよ?」

『うん、俺もね、コンタクトにしようと思ったんだけど、合わなくて目赤くなっちゃって。しかもメガネかけるとマジもやいし。』

「いや、全然もやくないよ?」

『え、ほんとに?ありがとう。』

「うん!」