君の気持ちが分からない

「も、もう知らないから!」

プイっと、顔を背ける。

「あ、怒った?」

「………」

「ごめんって。

消しゴムを返してやるから。」

消しゴム、返してくれるの?!

やったー!

バッて、松浦くんを見ると、

「はい。」

「ありがとうっ!」

うれしくて、つい笑うと

「~っ///!」