君の気持ちが分からない

京介の事が見られなくなって、視線をはずした。

「そう、だけど…」

「なんで、松浦なんだよ…

松浦の事が好きなんだろ?」

分かってたの?

ビックリして、視線を戻すと、

悔しそうに、悲しそうにしてて。

「俺の方がずっと見てたのに。

ずっと、好きだったのに。

どうして、俺じゃないんだよ。

俺じゃ、ダメなのかよっ…」

泣きそうで、どうしたらいいのか分からなくて。