君の気持ちが分からない

考えても分からないから、テレビを見てた。

「無防備過ぎるだろ…

色気ありすぎ…」

そう、呟いていたなんて知らなかった。

「出たよ。」

「っ!」

小さいときから、ずっと一緒だったけど

その時より、男らしくなってて。

ああ、男の子だなって思った。

「どした?」

気づいたら、顔を覗き込んできて

「な、何でもない!」