<6>
結局坂の途中で、俺とナツミは自転車を降り、押して先に進んだ。
「けどよー、なんでこんな山に来たんだ?」
「いいじゃん、あたしは好きだな、こういう所」
「ふーん、変わってんだな、生徒会長は」
俺が鼻で笑うと、隣を歩いていたナツミが頬を膨らませた。
「もー! そんなの関係ないじゃん! ケンジのバカッ」
結局坂の途中で、俺とナツミは自転車を降り、押して先に進んだ。
「けどよー、なんでこんな山に来たんだ?」
「いいじゃん、あたしは好きだな、こういう所」
「ふーん、変わってんだな、生徒会長は」
俺が鼻で笑うと、隣を歩いていたナツミが頬を膨らませた。
「もー! そんなの関係ないじゃん! ケンジのバカッ」

