まだ会ってから日が浅かったが、俺達は昔からそうしているように接していた。



「もぅ! なんだはないでしょ。生徒会終わるまで待ってて言ったのに」



「でも待ってただろ? 寝てたけど」



「それは・・・・・・そうだけど、レディーを寝顔で迎えるのはどうかな?」



「わかったわかった、俺が悪かったですよ。でもよ−−」



俺は席から立ち上がり、学生鞄を持った。



「なんで俺な訳? 友達とか、その−−彼氏とかと帰ればいいだろ?」



あの時の俺は卑怯だった。