□ □
どうも、佐藤です。佐藤咲子、中学二年生。イニシャルがどちらもSS。
突然ですが、問題です。私が嫌いな科目はな〜んでしょう!
答えは国語!!
なぜこんな問題を一人寂しく出したのだ、と聞かれるとこう答えるしかない
それは、現在進行形で国語の授業が行われているから
あ、花川(国語の担当教師)先生のお頭に少し毛が増えていらっしゃる……
そうしてもお頭が日光で反射されるあの輝きは変わらないというのに……。
勿論私は花川先生が最初に言っていたページだけ開いてそのまま放置したまま国語のノートに落書き中なう。モチのロンだが、授業内容は右から左。もう数分前の事なんか何話してたっけ状態の私。
これで当てられたらとんでもない、なんて思ったけどこれはフラグを建設してしまった。
しかし私はフラグをへし折る女だと信じてるよ、私……!!
「えー、今日は11月13日だからー……佐藤!ここを読んでみろ」
…………フラグ回収乙ゥゥゥ!!
「佐藤?おい、どうした佐藤」
考えろ、考えるんだ佐藤咲子!!この状況でどうすればいい?! “ どこを読めばいいんですか? ” なんて言ったら授業聞いてなかったってバレる!!そうすれば通知表の授業態度にひびく!それはマズイ、マズイぞ佐藤咲子!ただでさえテストの点数悪いのにマズイ、マズイぞ〜……!!
……もう聞いてしまった方が潔いのでは?いや、ダメだ!そんな事をしてはならぬ、ならぬぞ佐藤咲子!!
モチのロン、あんなに落書きをして教科書を放置していたんだ。どこページのどこを読めばいいすらわからない私にはどうすればいいのかわからないのだが、とりあえず教科書は持った。……少しのカモフラージュ的な
すると私の机からトントンという音が聞こえた。私の机はなるのか?トントンと音が鳴るのか??と呑気に考えていた私は本当にバカだなと思う。机がなるわけねぇだろ、と。しかし、この状況でパニックになっている時の私は全く頭が回転されない。いや、されなかった。
すると、突如私に机に何かを何者かが書き始めた。
その犯人は、前の席のの男子だった。
最初は何しとんねんこいつはと思ったが
よく見ると、読めばいいところとページを書いてくれていたのである。なんて優しいんだこの男は。
“ 神が私にに同情してくれたのだろうか? ”
なんて考えていた私だが、本当に心底助かった。
神様、ありがとう。私はこの日を10秒だけ忘れませんと誓った。
前の席の男子に、それはもう心底感謝しましたよ……
10秒だけ、ね
□ □
どうも、佐藤です。佐藤咲子、中学二年生。イニシャルがどちらもSS。
突然ですが、問題です。私が嫌いな科目はな〜んでしょう!
答えは国語!!
なぜこんな問題を一人寂しく出したのだ、と聞かれるとこう答えるしかない
それは、現在進行形で国語の授業が行われているから
あ、花川(国語の担当教師)先生のお頭に少し毛が増えていらっしゃる……
そうしてもお頭が日光で反射されるあの輝きは変わらないというのに……。
勿論私は花川先生が最初に言っていたページだけ開いてそのまま放置したまま国語のノートに落書き中なう。モチのロンだが、授業内容は右から左。もう数分前の事なんか何話してたっけ状態の私。
これで当てられたらとんでもない、なんて思ったけどこれはフラグを建設してしまった。
しかし私はフラグをへし折る女だと信じてるよ、私……!!
「えー、今日は11月13日だからー……佐藤!ここを読んでみろ」
…………フラグ回収乙ゥゥゥ!!
「佐藤?おい、どうした佐藤」
考えろ、考えるんだ佐藤咲子!!この状況でどうすればいい?! “ どこを読めばいいんですか? ” なんて言ったら授業聞いてなかったってバレる!!そうすれば通知表の授業態度にひびく!それはマズイ、マズイぞ佐藤咲子!ただでさえテストの点数悪いのにマズイ、マズイぞ〜……!!
……もう聞いてしまった方が潔いのでは?いや、ダメだ!そんな事をしてはならぬ、ならぬぞ佐藤咲子!!
モチのロン、あんなに落書きをして教科書を放置していたんだ。どこページのどこを読めばいいすらわからない私にはどうすればいいのかわからないのだが、とりあえず教科書は持った。……少しのカモフラージュ的な
すると私の机からトントンという音が聞こえた。私の机はなるのか?トントンと音が鳴るのか??と呑気に考えていた私は本当にバカだなと思う。机がなるわけねぇだろ、と。しかし、この状況でパニックになっている時の私は全く頭が回転されない。いや、されなかった。
すると、突如私に机に何かを何者かが書き始めた。
その犯人は、前の席のの男子だった。
最初は何しとんねんこいつはと思ったが
よく見ると、読めばいいところとページを書いてくれていたのである。なんて優しいんだこの男は。
“ 神が私にに同情してくれたのだろうか? ”
なんて考えていた私だが、本当に心底助かった。
神様、ありがとう。私はこの日を10秒だけ忘れませんと誓った。
前の席の男子に、それはもう心底感謝しましたよ……
10秒だけ、ね
□ □
