「あーあ。つまんない」

「それはこっちの台詞だッ!」


ただいま亜季の家でテレビゲームの最中です。

あたしは、亜季に負けっぱなし。



「どっか行かなーい?」

「外雨じゃん」

「そーだよね。
なんかさー、おもしろいのないかな」


そんなことをぼやきながらテレビ番組を眺める。


プツン——・・



いきなり辺りは真っ暗になった。