休み時間
ナレーション[三日がたち、真里亞はすっかり皆と仲良くなった。いつの間にか和の中心となり皆のリーダーのような存在となっていた]
美影「真里亞ちゃん、お父さんの研究はどうなったの?」
ナレーション[こいつは、美影七海。生物委員。動物のことならなんでも知りたいとおもっている。でも何故か動物には好かれない。]
真里亞「うん。成功したんだけど、そのせいでママと喧嘩してる。ひっこすかひっこさないかで。」
美影「やっぱり?大丈夫なの?」
真里亞「うん。私はどうなってももう引っ越したくないの。だから、1人ででもこの町で暮らすつもり。」
美影「お金はどうするの?」
真里亞「家賃代はママが出してくれるって言ってくれたから食費は学校に許可をもらって、バイトしようかなって」
龍馬「にしてもホントすごいよな真里亞の父親。ほんとに三日で研究終わらしちゃうんだから。天才って呼ばれるはずだよ」磯村「でもそれは、お母さんもでしょ?」
真里亞「うん。だからかな。周りに数字とかいっぱいで言葉を覚えてすぐ足し算とか分かるようになってそこからはパパに猛特訓されるようになって、、、」
詩織「それで、そんなに頭がいいんだ?」
ナレーション[こいつは眞鍋詩織。一年にしてテニス部の部長。親がオリンピックに出たこともあり、そのこねで、外人のトレーナーに特訓をうけている。]
真里亞「う、うん。」
男子A「いいよなぁ。真里亞は、それに詩織も、家なんか両親ともに普通だもんな」
女子A「あら、私もだけど、旅行とか結構連れていってくれるよ?」
男子A「まじかよ。羨ましい~」
真里亞「…私もみんなが羨ましい。」ボソッ
詩織「ん?何かいった?真里亞ちゃん。」
真里亞「あっううん。なんでもない。ところでさもうすぐ、学力テストだよね。範囲分からないから教えてくれる?」
龍馬「あぁいいぜ?俺のうつすか?」
馬場「おまえのじゃだめだ。真里亞ちゃんがばかになる。」
ナレーション[こいつは馬場。野球部投手。熱血系。ムードメーカー。よくドジをする。]
龍馬「げっ。」
皆わらう。
正剛の心の声(…気に食わねぇ)
女子C「真里亞ちゃん。ここわからないんだけど、、、」
真里亞「どこ?」
女子C「この数式なんだけど…」
真里亞「あーこの数式なら教科書のこのページの数式を使って…」
正剛の心の声(気にくわねぇ)
昼休み
真里亞「ねぇねぇ10月にある、文化祭なんだけど、いっそのこと、いろいろコスプレ喫茶なんてどうかな?」
馬場「真里亞お前もう。十月のことなんて考えてをのか?」
真里亞「だって、待ちきれないんだもの」
詩織「その気持ちわかるわ!だって、私も修学旅行に早く行きたいもの!」
龍馬「おいおい修学旅行は2年になってからだろ笑」
詩織「いいじゃんか!」
正剛の心の声(気にくわねぇ!)
廊下にて
隣のクラスの男子「真里亞さん!」
真里亞振り向く
真里亞「?なぁに?」
隣のクラスの男子「あ、あの、て、テレビであなたを見たことがあって、、」
真里亞「?あー。パパの娘としてインタビュー受けたときね。それがどうかしたの?」
隣のクラスの男子「そのときからずってファンで…まさか同じ学校になるなんて思ってなかったから、、その、よければ!」
手を出す
隣のクラスの男子「握手してください!」
真里亞「ニコッ」
真里亞手を握る
真里亞「ありがとう。嬉しいわ!これからよろしくね。」
隣のクラスの男子「は、はい!」
正剛の心の声(気にくわねぇなぁ)
正剛「おい!転校生。ちょっとこい!」
真里亞を引っ張り学校裏に行く
真里亞の手を離す
真里亞「なに?原君。」
正剛「お前、なに企んでんだよ。」
真里亞「え?」
正剛「とぼけんな!急にあらわれて、俺のポジション奪いやがって!本当なら俺が和の中心にいるべきなんだ!いきなりきた転校生がいていい場所じゃない!!」
真里亞「…」
正剛の心の声(ただのわがままだなんてわかってる。俺がただ皆に話しかけなかっただけなんもわかってる。だがどうしても許せなかった。こいつの笑顔にはなんか暗いもんがくっついてる気がしてならなかった。その理由をしりたかった。)
真里亞「……確かにそうだね。」
正剛「え?」
真里亞「原君の言う通りだよ。私は転校生だから人の居場所なんてとる資格はない。でもそんなつもりは無いの。正直私は私が嫌い。だからあなたに嫌われてもしかたない。でもその前にひとつだけ言ってもいいかしら」
歩きさりながら
真里亞「この世わね取られた方がまけるのよ…」ボソッ
正剛「!?」
正剛振り向く
真里亞は歩き続ける
正剛「ちょ、ちょっとまて!」
真里亞止まる
真里亞「あ、そうそう。」
真里亞振り向く
真里亞「あんなに簡単に居場所が取れたのあなたが始めてよもっと努力しなさい?ニヤ」歩き去る
正剛「…」
正剛(この時おれはつくづく思った。この女は…嫌いだ)
ナレーション[その後俺は皆に真里亞の正体を告げたが信じてもらえなかったなぜなら一番はじめに教室に行き、伝えたら、、、]
真里亞「ひ、ひどいわ。原君。私はそんなつもりないのに…」
シクシク
磯村「そうですよ。原くん…。いくら貴方の居場所を取られたように感じたからって…」
龍馬「相棒、さすがの俺も引くぜ」
詩織「女の子泣かすなんてさいてー」
皆に悪者扱いする目で見られる
ナレーション[ってなことがあった。それから誰に話してもそれが原因で取り合ってもらえず、それどころか、俺が悪ものになった]