龍馬「おい、しってるか?」
ナレーション[こいつは、竹内龍馬。俺のだち。なんかやたらとついてくるやつ。だが迷惑だとは思っていない。正直親友だと俺は思っている。こいつの親父は極道らしいが、そんな親父には似ず可愛い物好きで…]
カバンについてるぬいぐるみたちを見る
ナレーション[むしろ好きすぎて俺は引いている。]
正剛「あ?なにが」
ナレーション[ちなみに、オレは原正剛。なんでも女子から見たらイケメンらしい。だからなのか…]
下駄箱を開ける
手紙が大量に出てくる
ナレーション[毎日この調子だ。]
龍馬「うわ、今日もすごいな。」
正剛「日に日に増えてるな…もういちいち捨てるこっちの身にもなってくれよなぁ」
龍馬「って、また捨てんのかよ」
正剛「当たり前だろ?こんなん全部読んでたら朝が来ちまうよ」
龍馬「そうだけどよ。持ったいねぇなぁ。俺だったらそのうちの一人ずつためにしあって話すくらいはするぜ?」
正剛「だったら、お前が変わりに行けばいいだろ。」
龍馬「冗談いうなよ。俺なんかがいったら女子に半殺しにされちまうよ」
正剛「まぁそりゃそうか。…で?さっきの知ってるか?って何の話だよ」
靴をしまい、上履きを出し、そばにあったゴミ箱に手紙を捨てながらいう
龍馬「それがよ、今日転校生がくるらしいんだか、なんとこの学校にいるのたったの3日だとよ」
教室に向かいながら話す
正剛「は?なんだそれ。」
龍馬「なんかしらんが、父親が研究者らしくて、研究するために3日この近くにあるミノルーバ研究所で働くらしいそして、研究が成功したら、海外にいくんだと。」
正剛「失敗したら?」
龍馬「日本にいて、その研究所で研究を続けるんだとよ」
階段の途中で止まる
正剛「ちょっとまて、でもさっき、いるのは三日だって」
龍馬「父親本人が失敗するわけないからって学校側に言ったらしいよ。」
正剛「もし、失敗したらどうする気なんだそいつ。」
龍馬「そこまではしらないけど、でも、転校生は、そんなことに嫌気がさしてるから、母親とここに残りたいらしいぜ?」
正剛「なるほどなぁ」
また歩き出す
龍馬「まぁなんにせよ。あんまかかわらん方がいいな。」
正剛「そうだな」
ガラッ
ナレーション[教室に入ると輪ができていた。中心には見かけない女の子がいた]
正剛「おい。これなんの騒ぎだ?」
磯村「あ、原君。」
ナレーション[こいつは、磯村奏。恥ずかしがり屋なのに何故か生徒会長をやっている。結構な美人である。俺の片思い中の相手だ。]
磯村「それがね、あの子転校生らしいんだけど、この教室に入ってきた途端。竜崎君に話しかけちゃって…」
正剛「え、竜崎ぃ!?」
ナレーション[俺は驚いた。竜崎誠は、龍馬とは違い、ヤンキーみたいなやつで目付きがすごく悪い。だが両親は保育士だというんだから驚きだ。クラスはみんなこう読んでいる。いかつい冬と。]
竜崎「…今なんかいったか。」
?「だ、か、ら、私と、仲良くしよ?って言ったの!私はパパの研究がどうなってももう転校したくないの!だから、友達を作りたいから、教室に入った時にはじめに目が合った人を友達にしたいって決めてたの!」
竜崎「…それが俺だってのか。」
?「うん!」
正剛そばによる
女の子をかばうように竜崎の前に立つ
正剛「竜崎おちつけ、こいつは転校生だ、優しくしないとだな…」
バン!!
竜崎が机を叩きつけながら立ち上がる
正剛以外逃げる
正剛にらまれる
正剛「…な、なんだよ。」
竜崎女の子に近づく
竜崎「…のか」
?「え、なに?」
女の子は正剛を押しのけ竜崎に近づく
竜崎「…」
女の子をみる竜崎
竜崎「俺でいいのか?俺はいかつい冬だぞ。」
女の子と竜崎以外の心の声(裏のニックネームしられてた!?)
?「…?面白いニックネームだねニコッ。」
竜崎顔を赤らめる
女の子に手を差し伸べる
竜崎「竜崎…誠…。よろしく。」
女の子手を握る
?「うん!よろしく!私は、森田真里亞!」
竜崎さらに顔を赤らめうつむき、手を離し座る。女の子も自分の席にすわる。
女の子と竜崎以外の心の声(竜崎がかおをあからめた!?)
男子A「嘘だろあの竜崎が?」ヒソヒソ
男子B「奇跡って本当にあるんだな。」ヒソヒソ
女子A「ばかね。真里亞ちゃんだからこそできたのよ。」ヒソヒソ
女子B「どおいうこと?」ヒソヒソ
女子A「しらないの?真里亞ちゃんは、顔は普通だけど、後は、天才的な脳力を持つ天才少女って呼ばれてるのよ!」ヒソヒソ
男子C「天才少女!?なんだそれ」ヒソヒソ
男子D「なんでも、ほぼ何でもできるらしいぜ?」ヒソヒソ
女子C「裁縫、料理、演奏、武術、剣術、できないことは、虫を触るとかぐらいらしいよ」ヒソヒソ
女子D「うっそー。それじゃぁコミュニケーション力も高いはずだわ」ヒソヒソ
正剛「…」
正剛の心の声(なんだそれ。助けなきゃよかった)
正剛「はぁ」
キーンコーンカーンコーン
男子A「やべっみんなすわれ!」
全員席に座る。
ガラッ
高津先生「えー。今からホームルームを始めます!その前に、真里亞さん前に来て?」
真里亞「はい!」
前に行く
高津先生「えー。今日から皆のクラスメイトになりました。森田真里亞さんです!じゃー真里亞さん軽くでいいから自己紹介してね。」
真里亞「はい!」
1歩前に出る
真里亞「森田真里亞です!事情があって最近この町に引っ越してきました。皆さん父のことで私のことをご存知かと思いますが、もっと知ってもらいたいと思っています。パパは三日のつもりらしいですが、私は皆と卒業したいです。仲良くしてくださいニコッ」
正剛の心の声(この時俺はまだこいつに警戒心なんてなかった。あんなことがおきるまでは、、、)