でも僕は、そんな自由など無い。
足は、ほとんどが、骨と化し、左手も肘から下は、全て骨だ。
僕の命は、そう長くは無い。
そんな中、度々思うことがある。

_僕にも、何かできることはないのだろうか?
このまま何もせず、ただ自分の体が、動かなくなっていくのを待つしかないのか。
そんなことを考えていると、看護師が戻ってきた。
「あっ、熱も大丈夫ですね!午後は、病気の進行度を見ていきますので、また知らせに行きますね!」
そんなもの、知りたくもない。こうして僕の、毎日同じことの繰り返し、何事もない日々が、過ぎていった。