「バカいうな!してるわけないだろう!」 関口のそのセリフに、葉子はついに禁断の言葉を発していた。 「……あまりに怪しいから、あんたの携帯みたの。 ねえ、最近メモリに増えた『大橋萌香』って誰なの?」 ピクリ、と関口は眉をゆがませる。 葉子はその姿に気付いたのか、目をそらしたが興奮はまださめやらぬ状態だ。 「なあ、今なんて言った……? オレの携帯……見たのか?」 唇を噛みしめる葉子。 自分が責められ始めたことに、正当化しようと必死に言葉をぶつけてきた。