文面は至って冷静だが、由美子には溢れる感情が伝わっていた。 「最後のK.Oがなんだか間抜けなんだよなあ。 別にここでイニシャルを入れる必要なんてないのにさあ。 相変わらずセンスゼロだよ」 ディスプレイに文句をぶつけつつも、由美子は笑いを止めることができなかった。 ――愛していると言ってくれたのは、かなり久しぶりだった。 自分に向けた言葉ではないとわかっていても、太田の心の内が見えたようでとても嬉しかったのだ。