「あのロングの黒髪、俺見て逃げてった…。」 隣にいる和馬に向かって遠くへ逃げて行く桃代を指指して言った。 「あ、ほんとだ。」 それだけ、言って和馬は黙り込む。 だが、隼人はそんな桃代を見て腕を組んでいつもの爽やかな笑顔を作った。 「あいつ、俺と目が合うのを逃げるほど恥ずかしかったのか!」 あははは、と笑う隼人を周りにいる女子は見逃さないで隼人にメロメロ。 「「きゃあ〜〜〜!!!」」 朝の運動場には 女子の華麗なる叫びが 他の授業を受けている生徒にとっては、耳障りだったろうにー…。