「なんか今日疲れちゃったなあ〜」
最後にため息を付け加えながら下駄箱に靴を入れた桃代。
「なんでよ〜?」
靴を履きながら聞いてみた夏樹。
「う〜ん…ちょっとね…」
一瞬隼人の事を言おうと思っていたが、一応夏樹も隼人ファンなので、黙っておく事にした。
「何よぉ〜」
頬を膨らませながら桃代を睨む夏樹。
そんな夏樹をみた桃代は
「うわぁ〜なっちゃん!そんな顔しないでよ〜」
と泣きながら縋り付いた。
すると、そんな桃代に対して夏樹がいきなり笑い出した。
「うそだし〜桃代まぢうけるっ」
「もぉ〜〜」
手をパンパンさせながら笑う夏樹を今度は桃代が睨み返した。

