「それより、」
花梨にむけていた目を
間で魂が抜けている桃代にむけた和馬は
驚いた顔をした
「なんか、死人がいるよ」
桃代を見て夏樹が答えた
「そーなの!
なんか相当女子がおりすぎて嫌らしいんだけど」
嫌、それは違うと思う
胸の中で夏樹に言った和馬に気付かない夏樹は
放心状態の桃代の頭を何度も叩いていたが
それでも桃代はピクリともしなかった。
まいった…
ここまで隼人が気に入らないのかー…?
そんな桃代を見ていたら
和馬がこう思ってしまうのが普通。
そこまで
桃代の周りにはブルーのオーラが漂っていたのだ。

