恐る恐る和馬に目をゆっくり向けると




桃代の顔が笑顔になった





「俺、隼人に悪い事したから今日謝る!!」




と笑顔で言ってくれたからー…





「隼人くん、喜ぶよ!」






心が勝手に晴れ晴れになってしまう。





隼人の喜ぶ顔が勝手に頭に写る。





「よかった〜」





胸を撫で下ろし一安心していると






キーンコーンー…








三限目の終わりを告げるチャイムが鳴った。






「よし、じゃ行くか」






「うん!!」





和馬の後を追い、






桃代は屋上から和馬と出ていった。