「え……!?」
少し間をあけると
桃代は、今までに見せたことがない笑顔を和馬に見せると
和馬の頭を撫でた。
「えらーい!!それでこそ男だっ!!
私応援するから!頑張ってよ〜!」
「おう!ありがとな!」
照れながら頭を撫でる桃代にお礼を言った和馬。
「じゃあ今日の放課後に教室で待っててって花梨ちゃんに伝えてくれな!」
「わかった!」
桃代はひそかに笑っていた。
今日お互いに告り合うなんて
まさか両想いって知らないだろうなぁ〜〜。
なんて思っていた桃代だったが、
一瞬隼人の事が脳裏をよぎった。
あ…そう言えば。
「和馬くん!!」
「なに?」
スッキリしたような顔を桃代に向ける。
…「隼人くんのことなんだけどさ…」