「そんな…しょうがないよ
誰でも勘違いはするよ」
数分か
和馬と桃代は、しばらくお互い黙り込んでしまっていた。
桃代は、ブレザーから携帯を取り出し時間を確認した。
時刻は11時20分で
三限目の授業があと半分ぐらいで終わる時間帯だった。
今更授業戻ってもねー…
ため息をつきながら
顔を伏せながら寝ようとした時に
「決めたっ!!」
いきなり隣で和馬が大きな声を張り上げたので
桃代は、肩を大きく上に上げて、肩で呼吸をした。
そんな、桃代に、和馬は笑顔をみせ、桃代の肩を掴んだ。
「俺…今日
花梨ちゃんに告るよ!!」

