それを聞いた桃代は、痛みだす胸をおさえながら反論した。
「そんなのわからないじゃん!
何で勝手に決めるの?」
「勝手に決めてねぇーよ!」
いきなり大声を出した和馬に、驚いてしまい
一瞬肩が張り上げた。
だが、和馬は頭を片手で抱えていただ。
和馬を見て、桃代は黙り込み、じっと見つめた。
「花梨ちゃんさー…、いっつも隼人の話ししかしないんだよ…」
和馬の震える肩を見て桃代の胸は更に痛みだす。
「メールとかもさ、いっつも隼人の事だからさ、
めんどくなって返事ときしなかったんだよ」
「うん…」
桃代は頷く事しか出来なかった。
「俺我慢しようと思ったよ!隼人とは小さい頃からの仲だし、あいつカッコイイし
そりゃ花梨ちゃんだって隼人に目がいくよな…」

