「隼人くんのこと…」 隼人の名前に反応すると 和馬は空に顔を向ける。 そして、さっきの元気ない顔から一変していて 今にも切れそうな顔付きをしていた。 だが、そんな和馬に桃代は同じず、淡々と話続けた。 「あのさ、和馬間違った考えしてるよ。」 「は?」 真っ直ぐ見る桃代に、和馬が顔を向ける。 「だってさ…あの時隼人くんに怒ったのは、ただの八つ当たりなんじゃないの?」 真っ直ぐに向けていた目線を、桃代を見る和馬に向けられた。 「花梨がさ好きなんでしょ?」