まだ、隼人は桃代達の存在に気付いていないのか 隼人はぼーっとしながら そのまま桃代達の横を通りすぎた。 「…ちょ…ちょっと!!」 隼人に話し掛けようとしたが、 桃代に気付かない隼人はそのまま歩いて行った。 「どーしたのよ…?」 弱り切った声で桃代は、隼人を見つめた。 「………」 その様子を花梨は黙って見つめていた。 「え〜?なになに??」 何も知らない夏樹は、黙っている花梨に聞いていた。