俺はそう思っているのに、陽菜は

「引越しで疲れてるんだから寝ていいよ」

なんて、優しい言葉を言ってくれる。
でも、俺は起きていたいから陽菜が許してくれそうなことを言ってみた。

「わかった。眠くなったら寝るから姫宮は気にしなくていいからな?」

陽菜はちょっと不満そうだったが

「わかった。じゃあ入ってくるね?」

と言って風呂場に行った。