べこ餅作戦
稀愛side

きっとケーキ甘さは苦手なんだと思う!
だから和風で攻めます!

6月21日木曜日
ただいま校門の前!

今日もちょっもはやすぎたかな?

なかなかでてこねー。


20分後・・・

キターー!!
ドクッドクッドクッ
またこのマイシンゾウ
うるせー!!
すこしは落ち着いてくだせー!!

「あの!ケーキは嫌いですか?
もし苦手でしたらべこ餅!いっぱい持ってきたので食べてください!」

無理矢理袋を握らせる。

よし!これでよし!

食べてくれるべか?
食べてくれることを願う。


あ、名前聞けばよかった!!

戻るか。

走って彼の元へ向かう。

「失礼かも知れませんが名前と
年齢教えてけねーべが?」

え?まっていまあたしなんて言った?

ヤツはクスクスと笑う。

やっちまった!!

「俺? 名前は成田玲。歳は18。
それでお前は?」

わいわいわいやべーどこれ

「あっ、あたしっ?…あたしは平井稀愛!
えっと、歳は17歳…」

するとやつはその綺麗な口を開いた。

「お前、タバコ吸ってるだろ。女のタバコはやめた方がいい。」

わいっ 痛いとこ突かれだ!あちゃーー。

あたしはとっさに返す
「タッ タバコなんか吸ってねーよ!」

周りの人たちはいっせいにあたしを見る。
すると

・・・ザワザワ・・・・・
こわーいだのなんだのって聞こえてくる。
うーわ
めんどくせー事になって待った。

いきなりやつは言った。
「お前、俺んちに来い。」
「は?何言ってんだよ!なんであたしがお前の家に行がねばねーんだよ!」
咄嗟に出た言葉。
びっくりしすぎてもうわけわかめ。

やつは突然あたしの手を引き無理矢理歩いてく。

もう心臓の音聞こえたらあたしパンクしそう!ドクッドクッドクッ早くなってく鼓動。
聞かれたくないけど聞こえてんだべか。
どうか聞こえねーでくれ!