歩いて十分ではなく走って十分だった。



「はぁはぁ」



「お疲れ!いやぁ、走った~」



「何で走るの?」



「あいつさ、遅いと怒るから」



「はぁ?」



いや、酷い!てか理不尽!



「まぁ、入って入って!」



「お邪魔します」



わぁ・・・!


何ここすっごい綺麗、可愛い!


事務所内はアンティークテイスト、カウンターもあってなんだかカフェみたい。



「鈴ちゃんお帰り!ってお客さん?」



「それともバイトの子?」



「お客さん!」



ここには美男美女しかいないの!?


すっごいいずらい!



「はじめまして!僕は笹中凌空、よろしくね」



「私は清水夕莉私、よろしくね」



「あと二人いるんだけど・・・」



「こっちは石島海!無口だけどいいやつだから・・・」