「ねぇ・・・ここってさ・・・」



「何?」



「ただの山じゃない?」



「うん!!そうだよ!」



バスを降りたところは、山しかないただの田舎・・・。


学校の周りは大体ビルとかショッピングモールが多い都会。


バスで三駅行ったところにこんなところに山と田んぼしかないところがあるなんて。



「本当に歩いて十分?」



「うん!」



「どっち方向?」



「こっち?」



「えっ?」



どう見てもこっちって・・・



「山だよね?」



「そうだよ!」



そうだよ!じゃないでしょ!!


ほんと十分?十分!?



「十分?無理じゃない?」



「はい!行こうね~!」



無理矢理連れてかれる。


生きて探偵事務所につけるだろうか・・・。