いや、マジじゃないかも・・・。


悪戯だよね・・・きっと・・・。



「優奈、顔色悪いけどなんかあったの?」



「わっ、鈴おはよう!」



「何その手紙と薔薇?朝からラブレター届くなんて優奈、モッテモテ~!」



「そんなんだったらいいけどね・・・」



この子は神岡鈴。


私の幼馴染だ。



「あら、鈴ちゃん!久しぶりね!」



「お久しぶりです!」



「優奈、何かポストに入ってた?」



「あっ!これ!」



急いで私宛の手紙を隠してお母さんに朝刊や広告を渡した。



「ありがと!ほら、荷物持っていって・・・優奈も鈴ちゃんも気を付けていってらっしゃい!」



「「いってきま~す!」」